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蒙昧主義
何遍も繰り返された言葉は どこを探しても 「責任」は含まれていなかった 所詮は薄い膜のようなもので 突けば簡単に破裂する そんな見せかけだけの言葉だった 何遍も繰り返し聴かされた言葉は 始めは感じても 「絶対」は含まれていなかった 所詮は安定剤のようなもので 過ぎれば効果を失う そんな上辺だけの言葉だった 一人の夜は延々と 取り残されたような恐怖に 何遍も繰り返し求めた言葉は 「安心」を運んでは来なかった 何十回、何百回、それ以上 何遍も繰り返された言葉は どこまでも広大に 「曖昧」だけを残して日常に消えていく Writing by:とうこ / 2015年09月26日 |