ドアの向こう

放つ 心(ここ)にあるもの


諦めることをやめてみたら
心を拗らせる辛さも楽になって
狭かった視界が一気に開けた気がした

誰かが止めた訳じゃなかった
「叶わない」と決めた
「もう無理」と嘆いた
誰もそんなこと言ってない
決めつけたのは自分だった

現実に押された訳じゃない
現実を言い訳にして逃げ回っていた
ただ、それだけの事だった

諦めることをやめてみたら
心を圧迫していた重しが軽くなり
淀んでいた空気が一気に冴えた気がした

そっとドアを開けた
いらない物は一つもないけれど
そっとドアを閉じて
目的の場所への一歩を踏み出した

誰かが笑った訳じゃなかった
私が私を笑っただけだった

諦めることをやめてみた
妬むのも
羨ましがるのも
惜しくなった
こんな事に労力を使うのが
惜しいと思える、そんな自分

少しだけ前に進んだ気がした

Writing by:とうこ / 2015年11月20日

放つ 心(ここ)にあるもの