口に含んだ100年物


前に一度、聞いた事のあるセリフ
誰かの発した言葉は繰り返されて誰かに渡る
使い回しされた言葉は古びて何の価値も見出せない

なんだか映画のワンシーンを切り取って再現したみたいね

思惑だけ彷徨って形だけ取り繕うようなセリフ
誰かを揺さぶる言葉は刷り込まれて誰かに移る
万人に受け入れられる言葉でも私には何のセンスも感じられない

なんだか壊れたレコードが一定の場所で針を弾ませてるみたいね

煩い騒音でしかないそのセリフは本来の持ち主を失い
常用的に用いられ最早真意は闇に葬られようとしている

Writing by:とうこ / 2015年06月24日