貴方の声で私の名を、もう一度


誰が
私以外の誰が
憶えているというのだろう

絶えてしまえば
この記憶も
この想いも
共に途切れてしまうというのに

一体
誰が
私以外の誰が
継いでくれるというのだろう

転生の輪に
織り込めれるのなら
あの声の耳触りだけでも

私が私以外の誰かに成り代わってしまっても

きっとあの声の耳触りがあれば

感触をも全て取り戻せる

忘れたくない、個の意思も
消したくはない、他の存在も

無にしたくない、私を形成した魂を

Writing by:とうこ / 2015年04月08日