be cracked


走っても走っても何処までも追い続けてくるのは、影
足元にピタリと張り付いて赦してくれないのは、罪

重ねた罪の数だけ影は肥大化し、いつしかオレ以上にデカくなっていた

逃げ果せないでしょ、と

囁く影は罪を孕み、まだかまだかと涎を垂れ流し恍惚とした表情でオレを狙う

こちら側にきなさいよ、と

甘い匂いを漂わせ、早く早くと朱に染まった手で優雅に手招きしオレをいざなう

走っても走っても何処までも纏わり付いてくるのは、アナタ
足元から伸ばされた手は足首を掴んで赦してはくれなのは、アナタ

負わせた傷の数だけ罪は巨大化し、いつしかオレ以上にデカくなっていた

いつでも飲み込めるようにオレ以上にデカくなったのは、影
いつでも飲み込めるようにオレ以上に重ねていくのは、罪

いつでも取り込めるようにオレ以上に憎しみを背負ったのは、アナタ

Writing by:とうこ / 2015年02月16日