the ONE
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あ、ねぇねぇ。そこのアンタ、ちょっと覗いていかない?
この果ての果ての忘れ去られた街の市場へようこそ
ここにはそんじょそこらに無いモノが売られていて
アンタが望むモノは何でも手に入るよ
夢みたいでしょ?
持ち合わせがない?ああ、お代は金じゃないよ
ここじゃそんな通貨はただのゴミ。通用しないからね
アンタが持ってるいるモノと交換なんだ
すごいでしょ?
さぁ、アンタは何を望むのかな
どんなモノでも手に入るよ、なんでもね
その代わり望むモノに見合ったモノをお代として頂くよ
どれにする?
ああ、大丈夫。心配することはないよ
命だけは頂かないから安心して、そんなもん要らない
だけど、何になるかは、そう望むモノ次第
ほら、この奥にアンタが望んでいるモノが待っているみたいだよ
ここには貴方が望む私がある
鼓膜を破いて拒絶しても眼球を潰して逸らしてもベロを刻んで噤んでも
貴方の周りをグルグル巡っていくらでも誘ってあげる
貴方の喉仏を締め上げて耳元で呟いて導いてあげる
望んでいるんでしょう?
慰みを望んでいるんでしょう?
慰みを与えてくれる私の身体を望んでるんでしょう?
ならば
貴方の心を差し出せば手に入るのに何をそんなに拒み続けるの?
可笑しな人ね
ほら
貴方が望んで止まない私はここにあるのに
Writing by:とうこ / 2015年02月01日
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