第一章:「憧れの人」

その姿を目で追って
話しかけるなんて、とても叶わない人で
貴方の回りには私とは全然違う綺麗な女性がいて

ああ、これが高嶺の花というものだと

その姿を目で追うたびに
私はこれが現実だと思い知らされる
住む世界が違い過ぎて憧れも度が過ぎれば嫉妬の病をこじらせる
好きというわけじゃない
同じに扱って欲しいわけじゃない
優しくされたいわけじゃない
愛されたいわけじゃない
なのに私にも微笑んでくれたらと思ってしまう

手を伸ばしても気づかれない存在だから
これ以上惨めにならないように、この感情はなかった事にしてしまおう

それでも無意識に目で追ってしまう貴方の姿

貴方は私の憧れの人
近くて遠い、憧れの人