誰を想う瞳
君の手は冷たくて
僕の熱を嫌って
誰を想う涙
陽を射して雪を解かし春を告げる人は
その涙で雪を降らせて姿を隠す
誰が為の心
君の躯は氷になって
僕の指は凍りついて
誰が為の愛
物言わぬ口は僕ではない誰かに春を告げて
その愛で雪を溶かして天に還す
変わらぬ物など何もない
変わらぬ確証は何処にも無い
それでも
春の嵐の如く現れた君が僕の全てだった
陽だまりのような君を僕は全力で愛した
心奥を溶かした君は僕の生き甲斐だった
気持ちは季節と同じで移り行くけれど
それが君と僕との恋だった、それだけの事
サヨナラ君
せめて最後に見送らせて
君の冷たい手が温まりますようにと
春は過ぎ行き冬になる
雪は積もり僕の全てを白銀で覆い尽くす
そして、いつか訪れる雪解けを待っている
春のような人
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