貴方は別れの言葉を口にしない
幸せになる道なんてありはしないと知っているのに
私は別れの言葉を口に出来ない
離れてしまえば二度と逢えないのを知っているから

でも、言わなきゃ
でも、離れなきゃ

そうしなければ、貴方を待ってる幸せが壊れてしまう
そうしなければ、私は貴方の幸せを奪ってしまう

幸せは誰かの不幸の上に成り立っていると誰かが言っていた
ならば、この不誠実な関係は不幸の上に成り立っている幸せだろう

背中に感じる体温も吐息も安らぎも、貴方が作り出す幻影で
きっと楽園の夢をみているだけだ
優しく甘い残酷な夢を

目を覚まさなければ
夢から抜け出さなければ

貴方も私も、現実を生きなければいけない
気持ちだけでは、どうにもならない現実を直視しないといけないから

私は最後の言葉を口にする
貴方の涙が胸に突き刺さった

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